コトの本質を見つめる

コトの本質

この本は、他の本を探している時に、偶然見つけました。
たしか、普段は立ち寄らない物理学かなにかの専門書コーナーした。

コトの本質
コトの本質
松井孝典(著)
「考えるとは何か」考えてみる「モノを見る人」から「コトの見える人」に!考える人・松井教授、人間圏のことがらを縦横無尽に語る。

ビジネスに、絶対的に正しい答えが、どこかにあるわけではない。
ある課題に対する対応は無限にあるわけで、そのうちどれが正しいかは、やってみないとわからない。

コンサルタントや評論家など、それなりの根拠を元に、予測するけど、 当たる時もあるけど、当然はずれることもある。

若い頃は、ある仕事の課題に対して、どこかにある正解を探そうとしてしまう。 どこかにある正解があると考えるから、自分で考えることから途中で逃げてしまう。

仕事の課題に対しての取り組みは、自分で考え抜いて、自分なりの結論を導きだすことだと思います。 その考えた過程がとても重要で、自分の考えた結果を支える唯一のモノです。

そこの過程を無視して、どこかにある正解を探し始めると、おかしくなります。 自分の中で、考え抜いた過程がないと、上司やお客様から指摘された時に、一気に崩れてしまいます。

自分なりの価値観という名の定規をしっかり意識することが重要です。 そして、その定規の向きも大きさも、人によって様々、違うことを理解し、 その上で、どのようにその溝を埋めて行くかが仕事を進める上で大切です。

さて、最初に示したこの本は「考える」について考察しています。
ビジネス系の自己啓発本とはひと味違います。 「考える」や「発想する」について著者の経験に基づいて具体的に記述されています。

  • 二つの目、つまり外を観察する目があり、逆に自分を外から見える目があれが、その人間は落ち着き感があり、むしろ静かにみえるはずです。
  • 内部モデルを刻々と更新していくのが生きるということ。
  • 外界と交わり、それが投影して作られた内部モデルが自分である。
  • 考えるとはなにか、見たいと思い続けているからひらめきがくる

「自分の仕事」 それは本当に自分の仕事?誰かの仕事の手伝いでは?

「仕事」について悩んだ時に、読んでみる本。

若いときは、仕事は上司から与えられるものだと思っていた。 どこからか湧いてくるもののように感じていた。

でも、仕事は湧いてくるわけではない。だれかの想いではじまるものだ。

毎日、仕事をした気になっていても、それは、単に誰かが始めた仕事の一部の作業を手伝っている だけではないだろうか?

自分の想いから、小さな提案でも、きっかけを自分が作れたならば、 きっと、それは自分の仕事と感じられる。

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
西村佳哲(著)

魅力的なモノづくりの現場を訪ね歩き、その働き方の秘密を伝えるノンフィクション・エッセイ。他の誰も肩代わりできない「自分の仕事」をすることが、人を満足させるいい仕事の原点ではないか?「社会は働き方から変わる」という確信のもと、働き方研究家としてフィールドワークを重ねる著者による、ワークスタイルとライフスタイルの探検報告。

仕事との向き合い方、キャリアデザイン

毎日、仕事をしていると、日々に追われていて、目の前のことで、精一杯かもしれない。 けれども、キャリアプランについて考えてみることは大切だと思います。

会社が個々に対して、きめ細かな道を示してくれるわけではないです。 自分に合った道は、自分で考えて、決めるしかないです。

そう言われても、なにをどう考えたらよいかわからないかもしれません。 そんな時は、以下の本をお勧めします。

これらの本は自分が、4、5年前に読んだ本です。 当時、仕事とはなにかが、よくわからなくなっていました。 言葉でうまく言い表せないのですが、自分にとっての仕事に位置づけを見失っていたようです。 (続く)

キャリアデザイン入門〈1〉基礎力編 (日経文庫)
キャリアデザイン入門〈1〉基礎力編 (日経文庫)
大久保幸夫(著)
対人能力、対自己能力、対課題能力等、仕事に必要な力をどう身につけ、今後のステップにつなげるか実践的に解説。

キャリアデザイン入門〈2〉専門力編 (日経文庫)
キャリアデザイン入門〈2〉専門力編 (日経文庫)
大久保幸夫(著)
進むべき道の決め方や、専門知識・技術をどう磨くか、40歳以降のキャリアについて解決すべき課題を説く。

働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)
働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)
金井寿宏(著)
就職後の現実に失望する若者、疲れたミドルと元気なミドルの二極分化…。 たった一度の仕事生活を納得して送るにはどうすればいいのか。 入社、昇進、転職…人生の節目には自分を見つめ直し将来の方向性をじっくり考えるーこれが本書のおすすめする「キャリア・デザイン」。 これさえすれば、後は偶然に流される生き方も長期的にはプラスに作用する、 と著者は言う。自分らしく成長していくためのヒントを、代表的なキャリア研究、発達心理学の概念を通して紹介。 働く自分の問題として、世代を超えて役立つ本。

仕事のための12の基礎力~「キャリア」と「能力」の育て方~
仕事のための12の基礎力~「キャリア」と「能力」の育て方~ 
大久保幸夫(著)
知識でも、技術でも、資格でもない、仕事に本当に必要な“12の基礎力”を知っていますか?年齢別のキャリアと能力の効果的な開発法。人気講演のエッセンスを本にしました。